コネクタ用 Snリフローめっき加工
耐ウイスカ―に優れた 端子用めっきとして、1次プレス済のRtoR製品へ連続めっきでのリフロー加工を承ります。リフロー時に形成されますSn-Ni層をコントロールすることで、仕様に応じた硬さの管理を行います。車載用端子製品(プレスフィット、ターミナル端子)向けに量産しています。
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Snリフロー前後 めっき層断面観察
リン青銅/Ni下地1.0μm/半光沢Sn1.5μm
リフロー前
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リフロー後
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加熱後でもワイアーボンディング強度が安定している連続金めっき
従来の2層(Ni/Au)めっきでは実装時の熱履歴によっては金めっき表面へニッケルが熱拡散することで、酸化膜を形成しワイヤボンディング特性を劣化させていました。
パラジウムめっきを中間層として成膜させると金表面へのニッケル拡散防止には効果があることは確認されていますが、めっき工程が増え、煩雑さやコストアップが懸念されます。
当社は2層(Ni/Au)めっきで加熱後もニッケルが※表面拡散しないワイヤボンディング用金めっきプロセスを開発しました。
材料 | めっき仕様 | 種類 | 板厚 | 幅 | 処理方法 |
各種銅合金 | Ni 1.5μm〜 | 半光沢 | 0.1〜0.6mm | 〜70mm | 全面めっき |
Au 0.20μm〜 | 純度99.9% | 全面/部分 |